願い夕焼けの後の静けさがとても嫌だった みんなそれぞれ賑やかな家に帰ってくんだ 母親(おふくろ)の手紙はいつでも机に置いてあった 「お米を磨いでおきなさい」短く書いてあった お腹が鳴り出すと弟ぐずぐずぐず 味のり食べながら飢えを凌いだ 「もっと、もっと、もっと、もっと・・・ 母親と一緒に居たいよ」って弟が言った きっと、きっと、きっと、きっと・・・ 弟の涙は僕と同じなんだと思ってたんだ たったの一度キリだった父親(おやじ)とのキャッチボール 後のも先にも無かっただから覚えてんだ ノックをしてくれた父親はとても下手だった 取れない球も飛び込んではしゃぎまくってた あんなに喜んであんなに笑ってたのに 親不孝ばかりだねバカ息子だね そっと、そっと、そっと、そっと・・・ 母親と父親の幸福(しあわせ)を心に想った きっと、きっと、きっと、きっと・・・ あの頃の笑顔を取り戻せます様に夕日に願う 夕焼けの後の静けさがとても嫌だった みんなそれぞれ賑やかな家に帰ってくんだ |